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  • 執筆者の写真御上 零

異世界×女子の大判作品 ピックアップ紹介


現在ブックウォーカーで開催中の『異世界×女子!女性が主人公の異世界作品特集』の対象作品の中から、巻数少な目でおすすめしたい作品をピックアップしました。


フェア詳細↓


1.悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~

《紹介》

 「悪食令嬢」、これは魔獣を食べようと研究する変人伯爵令嬢メルフィエラの呼び名。彼女は参加した遊宴会で運命の出会いを果たす。乱入してきた魔物から彼女を守ったのはガルブレイス公爵、人呼んで「狂血公爵」。魔獣の血を浴びた彼を心配する中で、近づく距離。メルフィエラの趣味や魔物を前にした時の様子にどんどんと惹かれていく公爵アリスティード。この二人の相性は抜群でとっても素敵。恋愛初心者の天然で初々しい甘さ、そして調理された魔獣の飯テロ具合が本当に最高。何度でも読みたくなる面白さ、おすすめです。コミカライズ版もおすすめ!Kラノベブックスfから現在3巻まで刊行中。




2.引きこもり箱入令嬢の婚約

《紹介》

 これは、文字通りの「箱入りお嬢様」と王子様のおかしな恋の物語。ドールトール王国の宰相の娘にして公爵令嬢モカは極度の対人恐怖症。普段は木箱の中にいるのです。この箱は彼女の魔法であり、優れもの。この箱と彼女のスペックに王子様もあっという間に惹かれていきます。初々しいやり取りもとっても素敵。そして、挿絵の中にいくつかものすごくシュールなものが・・・。初めて見たときは絶対困惑すること間違いなし。絶対見てほしいですね。Kラノベブックスfから現在1巻の『婚約』、2巻の『結婚』が刊行中。




3.ヴィクトリア・ウィナー・オーストウェン王妃は世界で一番偉そうである

《紹介》

 ヴィクトリア・ウィナー・グローリア公爵令嬢は婚約者である王太子に婚約破棄を言い渡される。しかし、彼女は「我は婚約破棄を許可しない」の一言で切り捨て。そんな偉そうな令嬢、いや王妃による異世界ラブコメディ。王妃ヴィクトリアのイケメンな一面と覇王ムーブがひたすら最高でかっこいい。どんな敵も彼女の魅力には敵いません。ギャグ、コメディ要素満載で楽しく読めるのでおすすめです。Kラノベブックスfから刊行中。




4.強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。

《紹介》

 主人公ラビィは16歳のある日、前世の記憶を取り戻す。そしてこの世界が乙女ゲームの世界であること、自分が物語の途中で処刑される悪役令嬢であることを知る。しかし、真の悪役こそネルラだった。隷属の魔法により嫌われ者になるようにネルラに操られていたことに気が付くラビィ。隷属の魔法が解けたことを気に彼女の手から逃れようとするが「体力」が足りない。最初の一歩として彼女は「おかゆ」を作り食べることから始めていく。生き抜くために地道な努力を重ねていく姿が、最初は一人きりだった彼女にも味方が増えてく様子が素敵です。何よりその努力と行動がしっかりと身を結ぶハッピーエンド、最高でした。Kラノベブックスfから刊行中。



5.隣国に輿入れした王女付きモフモフ侍女ですが、本当の王女は私なんです

《紹介》

 ファストゥ国の王女であるエルヴィールことルヴィ。彼女は唯一の王女でありながら、獣人の血を引くことから周囲に虐げられてきた。そんなある日、隣国の国王に嫁ぐことになった彼女は道中、侍女としてついてきた母親違いの妹ルビーの策に落ち、立場を入れ替えられてしまう。不憫すぎる展開からの彼女を待っていた温かい日々。とても素敵でした。江本マシメサ先生らしい要素がてんこ盛り、何より素敵なハッピーエンドをつかみ取る流れが最高です。温かく優しい物語が読みたい方におすすめです。Kラノベブックスfから刊行中。



6.王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです!

《紹介》

 聖女に罪を着せられて、恋人だった王太子ユリシーズに刺し殺されたリーリア。しかし目覚めたら6歳の頃に。今度こそ平穏を手に入れようとする令嬢のやり直しファンタジー。主人公だけでなくヒーローも巻き込み、二転三転する展開が素敵。一途な思いがしっかりと伝わってきます。何よりタイムリープの仕組みの説明、謎や複線もしっかり解決して、ハッピーエンドを迎える流れは格別。完成度が高く多くの人におすすめできる、間違いない良作です。Kラノベブックスfから刊行中。



7.悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~

《紹介》

 長年聖女として活躍してきたのに、妹に冤罪をかけられ処刑されたローズ。しかし目覚めると二年間に。我慢をやめた彼女が自ら追放され、彼女の推しで「死神」と呼ばれる公爵ギルのいる部隊へと移動する推し活ファンタジー。推しのためならと突き進む主人公の行動力には感嘆。前半はかなりコミカルで楽しく読めたと思う。しかし、後半からの圧倒的な伏線回収、入り乱れるキャラクターたちの思い、そしてたどり着いた結末。気がついたら、涙を零していました……。単巻完結という意味でも安心して読める作品でおすすめです!Kラノベブックスfから刊行中。



8.断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む

《紹介》

 愛人に夢中な夫を振り向かせようと奮闘、その結果罪を着せられ断頭台にて処刑されてしまった王妃のやり直しファンタジー。2度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になり、王太子との婚約もお断り。前回とは変わって真面目な学園生活を送っていく。そんなある日、前回の時に友人だったカミロが彼女の素顔をトリガーに1度目の記憶を取り戻すことに。カミロと主人公レティシアの距離感がとても素敵。カミロにとっては叶わなかった恋をつかみ取るチャンスですから頑張ってほしいですね。Kラノベブックスfから現在2巻が刊行中。





9.灼熱の魔女様の楽しい温泉領地経営 ~追放された公爵令嬢、災厄級のあたためスキルで世界最強の温泉帝国を築きます~

《紹介》

 第3回アース・スターノベル大賞「コミカライズ大賞&審査員賞」受賞作。追放された令嬢によるにぎやかな異世界温泉物語。魔女様こと主人公ユオ、彼女のスキルは「物を温める」だけ、魔力がなく魔法も使えない。しかしその威力が別次元(人に使うと即死)。毎度毎度やらかし具合が想像を超えてきます。それでも、領民をはじめ多くの人に好かれるのは彼女の人柄ゆえ。なにより温泉の魅力ゆえ。にぎやかで楽しい、領地経営ファンタジーが読みたい方におすすめ!!アース・スター ルナから現在3巻まで刊行中。



10.追放された聖女ですが、実は国中から愛されすぎてて怖いんですけど!?

《紹介》

 第3回アース・スターノベル大賞入選作品。追放されるまで神殿から長年出ていなかったため、まともだけど非常識な一面のある聖女イブリン。そして、彼女のことを溺愛する国の人々の騒ぎ方が最高に面白い作品。注目は公爵令嬢のエウロパ、もといロパっち。彼女の狂信的な一面がすごい。いや、どのキャラもテンションがやばいんですよ。まともな人が本当に少ない。しかも巻を重ねるごとに濃いキャラが増えていく。だが、それがいい!暴走感マックスなコメディが読みたい方におすすめ!!アース・スター ルナより現在3巻まで刊行中。



11.お局令嬢と朱夏の季節 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~

《紹介》

 職務中の求婚から始まる新婚生活物語。婚約破棄されて行き遅れていた子爵令嬢アレリアに求婚したのは、彼女の上司であり宰相閣下でもあるイースティリア侯爵。職務中に、しかも書類から目を離さず淡々と。そんなロマンチックの欠片もない求婚から始まった本作ですが、仕事は優秀なふたりが、恋愛面ではとても不器用な様子を見せてくれてギャップがとても素敵でした。アレリアは最初契約結婚だっと思っていましたから...。あと印象的だったのがアレリアの元婚約者ボンボリーノ。定番なら「ざまぁ」な展開が待ち受けてそうな立ち位置である彼の人柄の良さと婚約破棄に至った考えが良かったです。アース・スタールナから現在2巻まで刊行中。



12.千夜千食物語

《紹介》

 敵国アグドニグルに攻め入られ敗北した小国レンツェ。その国の王女の一人でありがながら、娼婦の子として虐げられてきたエレンディラ。彼女が前世の知識を生かし、皇帝に千夜、美味しい料理を献上することを代わりに自国の民を救うように持ち掛けるハートフルボッコなグルメファンタジー。彼女のこれまでの苦悩、境遇と痛々しい場面に胸を痛めると同時に、それでも前向きに、逞しく生きる彼女の姿勢が何より素敵だった。彼女のことを見守ってくれる人も増え、今後の活躍(料理)も楽しみなところ。読みながら、読み終わったらこう呟きましょう。「滅びろレンツェ。あ、もう滅びたか。陛下サイコー」と。アース・スタールナから現在1巻が刊行中。最新刊は11月刊行予定。




13.3分聖女の幸せぐーたら生活1

《紹介》

 協会での活動で力を使い果たして、次期公爵リュナンの身請けされた元聖女のノイシャ。1日3分だけ、らぶらぶ夫婦を演じることを条件にした偽装結婚から始まるラブコメ。過去の酷使の経験や自己肯定感の低さから、周囲からの溺愛や「ぐーたら」の仕方に惑する彼女が、段々と心の底から明るくなっていく様子が素敵でした。あとは聖女時代の環境や裏の事情が明かされるたびに、その内容に胸を痛め、司教のことぶん殴りたくありましたね。ノイシャはこの新天地で幸せに過ごしていってほしいです。やっほい!アース・スタールナから現在2巻まで刊行中。




14.女伯爵アンバーには商才がある!

《紹介》

 侯爵家のブランドンと政略結婚をしていた伯爵家の一人娘アンバー。しかし、ダメ夫は財産を食いつぶし侍女と駆け落ち、伯爵家は破産寸前に。そんな中、彼に隠れて副業をしていたアンバーは経験と才能を生かし、事業を立ち上げていく。途中で起きる思わぬ窮地を救てくれた画家のクリスティアンとの提案と付き合い。固い信念を持って真っ直ぐ生きるアンバーの生き様と互いの距離感を大切に思い合う二人の関係性はとても素敵でした。また、辛い境遇にある女性たちを救っていく姿も良かった。一部のお話では涙も......。アース・スタールナから刊行中。



15.悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。

《紹介》

 虐待されていた王女リュシエンヌと暗殺者ルフェーブルの関係を描いた年の差偏愛ファンタジー。リュシーに段々とひかれていくルルの愛の重さ、何よりも互いにかけがえのない存在に至るまでの過程が最高でした。巻を重ねることに人との交流も増え、彼女の味方が増えていくのも良かったです。リュシーには最後までルルと一緒に幸せになってほしいですね。共依存カップルが好きな方、おにロリ作品が好きな方には是非ともおすすめしたい作品です。TOブックスから現在4巻まで刊行中、最新刊は11月発売予定。




16.悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。~最上級ランクの悪役さま、その溺愛は不要です!~

《紹介》

 極道一家の孫娘がマフィアが暗躍する近世のゲーム世界に転生する異世界ファンタジー。王政を影で支える五大ファミリーの愛娘であるフランチェスカに転生した彼女は今世こそ“普通の生活”を目指そうとするが待っていたのは悪役婚約者様からの溺愛で・・・。お人好しでひたすら真っ直ぐな彼女の行動がとても良かったですね。そんな彼女の光にあてられてレオナルドの心の闇が少しずつ晴れていく過程も良かったです。ヒロインとヒーローの関係がとても素敵なお話。彼女が“普通の生活”を手に入れることができるのか、これからも注目です。TOブックスから現在2巻まで刊行中。



17.スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~

《紹介》

 街から離れた森のほとりでスープ店を営むオリビア。人や動物の心の声が聞こえる彼女の元に様々な生き物がやってくる。そこにあるのは出会いと別れ。ある日、雨でびしょ濡れになりながらやってきた元傭兵のアーサーとの出会いをきっかけに彼女の物語は大きく動き出す。スープのように温かく、身体に、心に染み渡っていくお話がとても素敵。少しずつ近づいていくオリビアとアーサーの距離感と空気感も最高でしたね。また、心のどこかで孤独を感じていたオリビアが自分を見守ってくれている人がいるということを認識できたのは良かったなと。まったりとした心地良い物語は好きな人に、是非おすすめしたい一作です。PASH!ブックスから1巻が刊行中。最新刊は11月刊行予定。




18.小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する

《紹介》

 敗戦の賠償金代わりとして国の命令で嫁ぐことになった宰相の娘ベルティーヌ。しかし相手側はそれを拒否していて、向かった先の屋敷で不当な扱いを受けることに。逆境にもめげすに、見知らぬ地で培ってきたものを駆使して力強く生きていく姿はとても眩しいものでした。その国で生きる一人の人間として、人々の交流していく様子はとても温かったです。彼女の努力がしっかりと報われる、掴んだ幸せの形はとても素敵。PASH!ブックスから上下巻構成が発売中。




19.元暗殺者、転生して貴族の令嬢になりました。

《紹介》

 元暗殺者が公爵令嬢として、貴族社会を生きていく転生物語。主人公セレナと周囲との感覚のズレが面白い。その感覚の違いや冷徹な姿から、孤立しつつも自分自身を貫き通す姿はとても魅力的でした。彼女のことをしっかり見てくれる人もいて、第一王子との距離も良い。元暗殺者として裏の世界の相手にも顔を出し、降りかかる火の粉を振り払っていく一面も素敵です。PASH!ブックスから現在2巻まで発売中。



20.異世界ラーメン屋台 エルフの食通は『ラメン』が食べたい

《紹介》

 異世界に迷い込んだ一人のラーメン屋台の店主と異世界の住人が作りあげた“縁”が広がり、紡がれる異世界グルメファンタジー。ラーメンをきっかけに人々の縁が広がっていく様子はとても温かく心地よいものでした。私達からしたら知ってるラーメンも彼らからしたら未知の味。様々なラーメンを前にして見せる反応や食べる姿はこっちにも良い意味でダメージが。読むと間違いなくラーメンが食べたくなる作品。注意書きもあったのに…なんで私はこれを深夜に読んだんでしょうね…。楽しいお話が好きな人におすすめです!PASH!ブックスから1巻が刊行中。




今回の紹介は以上になります。まだ挙げてないレーベルもありますが、時間見つけて追加したいですね。気になった作品があれば是非チェックしてみてください。

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