比較的巻数の少なめのTOブックス作品をピックアップしました。
１．世界救い終わったけど、記憶喪失の女の子ひろった
《紹介》
世界を救った勇者と記憶喪失の女の子の出会いから始まるリライフファンタジー。パーティーメンバーそれぞれの愛の重さ、何より“愛のカタチ”の描き方がとても素敵。読み応え抜群な構成に、キャラクターのコミカルなやり取り、魔法を用いた熱い戦闘描写、すべてが最高でした。彼らの冒険をこれからも見守っていきたいですね。どこか穏やかで、けれども胸熱くなれるファンタジー作品を読みたい人におすすめです。
現在２巻まで刊行中。
２．悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。
《紹介》
虐待されていた王女リュシエンヌと暗殺者ルフェーブルの関係を描いた年の差偏愛ファンタジー。リュシーに段々とひかれていくルルの愛の重さ、何よりも互いにかけがえのない存在に至るまでの過程が最高でした。巻を重ねることに人との交流も増え、彼女の味方が増えていくのも良かったです。リュシーには最後までルルと一緒に幸せになってほしいですね。共依存カップルが好きな方、おにロリ作品が好きな方には是非ともおすすめしたい作品です。
現在５巻まで刊行中、最新刊は３月発売予定。コミカライズ単行本は１巻が刊行中。
３．乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル
《紹介》
乙女ゲームのシナリオを歪ませる、爽快バトルファンタジー。「乙女ゲームの主人公」アーリシアを捨て、自分の信念を貫き通す「冒険者」アリアの生き様が本当にかっこいい。爽快でありながら、手に汗握るバトルシーンは必見。TOブックスの中でバトルアクションを推すならこの作品！アリアが動くところを是非アニメで見たいですね。
現在７巻まで刊行中。コミカライズ単行本は４巻が刊行中。
４．薬の魔物の解雇理由
《紹介》
迷い込んだ世界で、契約した魔物の恩恵を得る「歌乞い」となったの少女と彼女と契約した魔物の王の異類婚姻ファンタジー。目立ちたくなくどこか塩対応の主人公ネアと彼女に執着する魔物のディノの関係性が見ていいて面白かった。何より作りこまれた世界観と美しい背景描写が桜瀬先生の作品の魅力です。その濃さ故に入り込むのに時間はかかるかもしれませんが、読めばこの世界にどっぷり浸かれるはず間違いなし！全力でおすすめできる作品です。
現在４巻まで刊行中。コミカライズ単行本は１巻が刊行中。
５．悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。
《紹介》
極道一家の孫娘がマフィアが暗躍する近世のゲーム世界に転生する異世界ファンタジー。王政を影で支える五大ファミリーの愛娘であるフランチェスカに転生した彼女は今世こそ“普通の生活”を目指そうとするが待っていたのは悪役婚約者様からの溺愛で・・・。お人好しでひたすら真っ直ぐな彼女の行動がとても良かったですね。そんな彼女の光にあてられてレオナルドの心の闇が少しずつ晴れていく過程も良かったです。ヒロインとヒーローの関係がとても素敵なお話。彼女が“普通の生活”を手に入れることができるのか、これからも注目です。
現在２巻まで刊行中。コミカライズ単行本は２巻まで刊行中。
６．心の声が聞こえる悪役令嬢は、今日も子犬殿下に翻弄される
《紹介》
心の声が聞こえる悪役令嬢と子犬系王子様の異世界ラブコメ。各キャラクター達のギャップが読んでいてとても楽しかった。中でも印象的だったのは、第一王子のアシェル。美形で凛とした佇まい、しかし内心は弱気で超ピュア。エレノアと仲良くなるために頑張ろうとしている姿はとても微笑ましかったですね。同じ転生者であるゲームのヒロインの暗躍とそれに立ち向かう二人の行動も必見です。キャラクターのギャップ好きな人におすすめの一作。
現在３巻まで刊行中。最新刊は４月発売予定。コミカライズ単行本は１巻が刊行中。
７．モブ同然の悪役令嬢は男装して攻略対象の座を狙う
《紹介》
前世の記憶を思い出した主人公は幸せな未来をつかみとるため、モブ悪役令嬢ではなく、ヒロインの恋の相手「攻略対象」を目指す異世界学園ラブコメ。男装（表紙真ん中が主人公の女の子）をして、剣の腕を磨き上げ、どこまでも突き抜けている彼女の行動力には脱帽ですね。そんな彼女に惹かれていく攻略対象とのやり取りはとてもおもしろかったです。コメディ要素もしっかりあり、終始楽しく読める作品です。
現在４巻まで刊行中。コミカライズ単行本は１巻が刊行中。
８．『ライフで受けてライフで殴る』これぞ私の必勝法
《紹介》
HP全振りの砲台系少女によるVRMMOファンタジー。テンポの良いストーリーとキャラ同士の会話、配信でのコメントのやりとりでとても楽しく読める作品。主人公ユキの戦闘スタイルはHP全振り×カウンターという超脳筋な要塞プレイ。脳筋なプレイスタイルながら、配信初心者ならではの拙さと持ち前に天然さがかけ合わさって、本当にかわいい。バトルやイベントで大暴れる彼女の活躍をぜひ見てください。
現在２巻まで刊行中。コミカライズ単行本は１巻が発売中。
９．隻眼・隻腕・隻脚の魔術師
《紹介》
魔術探求ファンタジー。２０００年、森に引きこもっていた隻眼・隻腕・隻脚の青年エインズ・シルベタス。魔術・魔法にしか興味のない彼の行動は良くも悪くも混乱を巻き起こす。欲望で世界を歪ませる「魔術」を才のある人々から引き出していく彼の問答は見ごたえがありました。戦闘描写も楽しく読め、魔法・魔術系のファンタジーとしておすすめできるシリーズです。
現在２巻まで刊行中。コミカライズも連載中。
１０．森の端っこのちび魔女さん
《紹介》
薬師の一族である「森の民」の血を引く少女ミーシャが、両親との別れをきっかけに新天地に旅立つロード・ストーリー。一巻の前半はかなり重く、彼女の境遇に胸を締め付けられました。だからこそ前を向き、自分の力で道を突き進んでいく彼女の姿、心の在り方はとても眩しかったですね。彼女の幸せを願いながら、その成長を見守っていきたいシリーズです。
現在２巻まで刊行中。
１１．転生難民少女は市民権を０から目指して働きます。
《紹介》
Bランク冒険者になれば、町で住む権利がゲットできると知った少女リルが脱難民を目指して奮闘する異世界冒険ファンタジー。親が集落の手伝いをしないことから、最初は村八分状態になりかけるも、率先して手伝いをすることで少しずつ集落の人からの信用を築き上げていくリル。その姿はとても立派で、気が付くと彼女のことを心の中で応援しながら読み進めていました。彼女の頑張る姿を見守り、元気づけられる周囲の視点もとても良かったです。また、人との関わる社会の中での信用の大切さを感じられる作品でした。現在２巻まで刊行中。
紹介は以上となります。気になった作品があれば是非チェックしてみてください。
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